【宇宙飛行士インタビュー】アルテミスII成功で人類は再び月へ|2028年月面着陸への道

アルテミス2宇宙飛行士インタビュー コラム
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NASA アルテミス計画 特集

人類が再び月へ――アルテミスII成功が拓く、2028年の月面着陸への道

2026年4月16日 最新情報

月面着陸 宇宙飛行士インタビュー アルテミス計画 NASA JAXA
2026年4月2日(日本時間)、NASAの有人月探査ミッション「アルテミスII」が打ち上げに成功し、54年ぶりに人類が月の重力圏へと旅立ちました。宇宙飛行士4名はその後10日間のフライバイミッションを完璧にこなし、地球に帰還。2028年の有人月面着陸(アルテミスIV)へ向け、歴史的な一歩が刻まれました。

アルテミスIIとは何だったのか

アルテミスIIは月面着陸を行わない「フライバイミッション」でした。オリオン宇宙船が月の裏側まで飛行し、自由帰還軌道を描いて地球へ戻るルートを採用。アポロ13号が緊急時に使用したものと同じ軌道設計で、月と地球の重力を最大限に活用しながら往復しました。

このミッションの本質は「技術検証」にあります。有人状態で生命維持システム・耐熱シールド・深宇宙放射線対策・通信システムなど、あらゆる要素を実際の環境下で確認することが目的でした。飛行距離は406,771kmに達し、人類史上最遠の飛行記録を更新しています。

クルー4名 — 多様性と記録

RW

リード・ワイズマン

司令官 / NASA

海軍パイロット出身、ISS船外活動2回経験

VG

ビクター・グローバー

操縦士 / NASA

有色人種初の月圏到達飛行士

CK

クリスティーナ・コック

ミッションスペシャリスト / NASA

女性初の月圏到達。宇宙連続滞在328日記録保持

JH

ジェレミー・ハンセン

ミッションスペシャリスト / CSA

米国市民以外で初の月圏到達。カナダ空軍パイロット

宇宙飛行士の声 — インタビュー・発言録

「月は、地球で起きた出来事の痕跡をとどめた”記録媒体”のような存在です。地球では風化やプレート運動によってその記録が消えてしまっています。月を調べることで、太陽系がどう形成されたのか、ほかの恒星系で生命が存在する可能性についても理解が深まるはずです」

CK

クリスティーナ・コック

2026年1月 打ち上げ前記者会見にて(WIRED.jp 掲載)

「ドッキングハッチから月が見えていて、本当に美しい光景です」

CK

クリスティーナ・コック

地球・月の中間点通過時、管制塔との交信にて(AFP 2026年4月4日)

「月へ行こう!」

RW

リード・ワイズマン 司令官

打ち上げ直前、クルーへの呼びかけにて

家族への別れ際、ビクター・グローバーは手をハート型にかざして「君たちを愛している」と声をかけました。アポロ17号のムーンウォーカー、チャーリー・デューク氏も「あなたたちを応援しています」とメッセージを寄せ、世代を超えた宇宙への意志が受け継がれました。

計画スケジュールの最新状況(2026年4月時点)

ミッション 時期 主な内容 状態
アルテミスI 2022年11月 無人オリオン宇宙船の月往復試験 完了
アルテミスII 2026年4月 有人月フライバイ(4名)、生命維持システム検証、人類最遠飛行記録更新 完了・帰還
アルテミスIII 2027年予定 地球低軌道でのドッキング・推進剤補給技術検証、月面探査服テスト 準備中
アルテミスIV 2028年予定 初の有人月面着陸(月南極付近)、6.5日間の月面滞在、船外活動2回以上 計画中

※2026年2月、NASAのアイザックマン長官がスケジュールを大幅改定。月面着陸はアルテミスIVへ移行。月周回宇宙ステーション「ゲートウェイ」は2026年3月に建設停止が発表された。

ミッション成功のカギ — 技術的挑戦

1

耐熱シールド問題

アルテミスIで100か所以上の異常剥離が確認されたまま有人飛行へ。アイザックマン長官が「追加分析で乗員を保護できると判断」と表明し、飛行を承認した。

2

深宇宙放射線対策

地球磁気圏の外では太陽粒子イベントが致死的な被曝につながるリスクがある。NASAとNOAAが24時間体制で太陽活動を監視。火星探査機パーサヴィアランスを活用した先読み観測も実施した。

3

大気圏再突入

時速約4万kmで大気圏に突入、約1,650℃の高温に晒される6分間の通信途絶(プラズマ遮断)を乗り越え、2026年4月10日(日本時間4月11日)に太平洋へ着水。全員無事帰還した。

日本の役割と日本人宇宙飛行士の月面着陸

日米両政府の合意により、日本人宇宙飛行士2名がアルテミスIV以降のミッションで月面に降り立つことが正式決定しています。JAXAの諏訪理飛行士と米田あゆ飛行士が有力候補として訓練中。米国人以外で月面着陸するのは日本人が世界初となる見通しです。また、トヨタが開発する有人与圧ローバーも2028年以降の月面探査で活躍する予定です。

次のステップ — 2028年の月面着陸に向けて

アルテミスIIの成功により、NASAは2028年の有人月面着陸(アルテミスIV)へ向けた最終技術チェックを完了しました。月南極付近への着陸では、水(氷)の探査が主要ミッションとなります。2026年3月に発表された新方針では、月面基地の建設と毎年の有人・無人探査実施、2036年ごろの長期月面滞在を目指しており、火星有人探査への足がかりとする長期ビジョンが掲げられています。

■ 情報出典: Impress WatchWikipedia(アルテミスII)WIRED.jpAFP BB NewsSPACE CONNECT(2026年4月時点)
@latinus_us

La NASA difundió las primeras imágenes del proceso de recuperación de la tripulación de Artemis II tras su regreso a la Tierra, luego de completar un viaje de cerca de 700 mil millas alrededor de la Luna. El material muestra el momento en que los astronautas son recibidos a bordo de la nave de apoyo, en una operación que marca el cierre exitoso de una misión clave. #Latinus #InformaciónParaTi #Nasa

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